今回は「音楽スタジオの使い方」。
前回の続きですが今回だけでも読めるようになっています。
前回は音楽スタジオの選び方を書きました。
スタジオにはじめていくとわかりますが、いつも自宅で使っている機材とは違うのでどうしていいのかわからなかったりします。
またバンドではじめてスタジオに入っても肝心の練習ができず、いろんな機材をいじくり回して「スタジオ見学」で終わってしまうこともあるかもしれません。
まずはスタジオに入る前のことから書いていきます。
スタジオに入ってから機材を出して、チューニングして、エフェクターをセットして・・・とやっていると慣れてない人はそれだけで10分くらいたってしまいます。最初はおそらく2~3時間くらい予約をいれると良いと思いますが、なかなか作業が進まないと思います。
そこで機材のチューニングや、ある程度のセッティングはスタジオに入る前にやっておきましょう。
※慣れてる人は2~3分で演奏に入れるので必要ないかもしれませんが・・・
スタジオに入ってまずすることは機材のセッティングです。
各パートの立ち位置はアンプがすでに置いてあるのでそれほど迷わないと思います。
ギターはアンプと自分のエフェクター等のセッティングをし、EQを調整つします。
ここで注意は普段使っているエフェクターもアンプがかわれば音も変わってしまうということです。
なので家でのエフェクターのセッティングだと歪みが不十分だったり、HI,LOWのバランスが合わなかったりします。
なのでそれを合わせていきます。
特にマルチエフェクターなどを使っている方は結構この作業が面倒かと思います。
初級者~中級者のギタリストが意外に気づかないのが
「良いギターの音」を作るのではなく、「他の楽器を合わさった時に一番イメージに近いサウンド」を作るということです。
自宅でアンプやエフェクターのセッティングをするとき、ギタリストは「良い音」を出そうとします。
当然良い音の方が弾いていて気持ちがいいですし、上手く聞こえます。
ただ、バンドサウンドとなると話は別です。ライブハウスやスタジオでバンドで合わせる際は他の楽器もいます。なので自分の音が他の音と被って聞こえづらくなったり、埋もれてしまったりします。そうするとまずみなさんがやるのはボリュームを上げるかと思います。自分の音が聞こえないからボリュームを上げるのは一見当たり前のように感じるかもしれません。
ただ、そうすると今度は他の楽器が埋もれて聞こえづらくなります。
・・・・そうすると・・・他の楽器もボリュームをあげます。各自がボリュームを上げ続ける負のスパイラルに陥ります。
これは他の楽器と出ている周波数帯が似ているから起きることです。
自分の楽器が聞こえづらいのであればEQやエフェクターを調整して音量を変えること無く聞こえやすくすべきです。
また楽器の音量をどこに合わせるかですが、これは「ドラム」です。
ドラムはスタジオにおいて唯一ボリュームがコントロール出来ません。なのでドラムの音量に合わせて各自ボリュームを合わせましょう。また、自分のパートの音を大きくしたい意識が知らず知らずのうちに働きますので、思っているより小さめで出し、他のメンバーの様子を見て上げるようにしましょう。
また、モニターアンプの角度や、モニターアンプとマイクの位置にも気を配りましょう。マイクのハウリングが起きる原因のほとんどはマイクとモニターアンプにあります。モニターアンプの角度と位置でほぼ解消されるはずです。ただ、アコギをマイクで取ったりする必要がある際は他の楽器の音量にも気をつけないとハウリングを起こします。また、ボーカルの声が小さい場合もハウリングが起こりやすいので注意しましょう。
そして各種アンプですが、必ずシールドの抜き差しをする際はボリュームを0にすること(出来れば電源を切ってから)。
スタジオのアンプを痛めたり、最悪スピーカーが飛ぶこともあります。特にライブハウスでやるとPAさんが凄い顔になるので普段からボリューム0、電源を落としてからシールドを抜き差しする癖をつけましょう。
いかがでしたでしょうか?スタジオではじめて音を出した時、あまりの爆音にびっくりするのと同時にかなりハイテンションになります。(慣れるとそうでもないですが・・・・笑)。まだスタジオデビューしていない方。個人でも借りれるので一度使ってみると良いと思います。
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